HubSpot Marketing Hubの特徴とは?機能・料金・メリットデメリットを紹介
HubSpot Marketing Hubには、効率的なマーケティング活動の実現に加え、コンテンツマーケティングの最適化ができるなど、さまざまなメリットがあります。本記事ではHubSpot Marketing Hubを検討している方へ向けて、特徴や機能、導入にあたっての料金プラン、メリット・デメリットなどを網羅して解説します。無料プランの機能紹介もしていますので、この記事をマーケティングオートメーション選定の足がかりとして活用ください。
HubSpot Marketing Hubとは
Marketing Hubは、魅力的な情報発信によりリードとの信頼関係を築くインバウンドマーケティングに基づいた、BtoB向けクラウド型MAツールです。マーケティング業務の一元管理や自動化の実現に役立ち、ITの専門知識がなくても効果的にデジタルマーケティング施策ができるよう構築されています。アメリカのHubSpot社が提供し、140か国14万社以上の導入実績があり、利用率・知名度は世界トップクラスです。
HubSpot Marketing Hubの特徴
他ソフトウェアにない特長や便利なポイントを5つご紹介します。
- 他社ソリューションとの連携が容易
2022年1月にHubSpot連携アプリは1,000件を突破しました。Sales forceだけでなく、GmailやGoogleカレンダー、ZoomやSlackなどの有名アプリとの連携も可能なため、各社のニーズに沿って機能をカスタマイズできます。 - 無料で使える機能が充実
顧客管理やコンテンツ作成などの機能は無料で使用できます。100万件までユーザー登録ができるなど、スモールスタートに最適です。 - 操作性が高く、直感的に使える
プラットフォーム上の豊富なテンプレートを使用できるほか、ドラッグ&ドロップでEメールが自動作成できるなど、プログラム知識がなくてもストレスなく操作できます。 - ビジネス成長に合わせて機能拡張が可能
各機能をカスタマイズできるため、まずは最低限の機能でスタートし、事業規模の拡大にあわせて機能拡充が可能です。 - サポート体制や支援サービスが充実している
HubSpotの導入時のアカウント作成から運用でのマーケティング施策実行まで一連のフォロー体制が整っています。無料の学習コースや参考資料だけでなく、活発なユーザーコミュニティや導入・運用支援の専門パートナーが企業の成長を後押しします。
HubSpot Marketing Hubの主な機能
HubSpot Marketing Hubの機能をご紹介します。自社に必要な機能選定の参考に役立ててください。
リードジェネレーション
見込み客獲得のために役立つ機能です。
- 広告管理
ウェブサイト訪問者のターゲティング、広告クリック率や成約データを一元化 - SNS投稿
Facebook、X(旧Twitter)などソーシャルメディアとブログ記事を連携、自動投稿やデータ分析が可能 - SEO強化
オウンドメディアでのSEO戦略を優先順位ごとに表示、最適化・レポート作成が可能 - フォーム作成
リード情報登録用のフォームをドラッグ&ドロップで簡単に作成可能、顧客データを自整理
リードナーチャリング
リード育成のためのさまざまな施策を一元管理できます。
- ブログ作成
ニーズに合ったCTAの追加やトラッキング、共有・共同編集など - ワークフロー
ワークフローの可視化、目標設定・進捗確認・成果チェックなどをひとめで行うことができます - ウェブチャット
質問に自動応答するチャットボットを完備した、コミュニケーション・メッセージ機能 - キャンペーン
キャンペーンツールが1か所に集約され、営業チームと連携しつつタスクの管理・実施が可能 - メール配信
自動メール作成、パーソナライズ、一斉配信、開封率・クリック率の計測 - LP(ランディングページ)ページの作成
コーディングやデザイン不要で、テンプレートからレスポンシブ対応のコンテンツ作成機能が完備
リードクオリフィケーション
営業担当者とマーケティング担当者が連携し、確度の高い顧客を選別します。
- スコアリング
ユーザーに自動的にスコアをつけ、適切なタイミングでアプローチ・商談化可能
- レポートダッシュボード
カスタムオブジェクトが充実しておりメールや広告配信、運用結果などの複数レポートを一か所で確認可能
HubSpot Marketing Hubのプラン
料金プランの選択肢は4種類で、月間マーケティングコンタクト数は有料追加できます。
無料プラン
完全無料のCRMのほか、メール配信、フォーム・webサイト作成などの機能を利用できます。
Starterプラン
月額2,160円で、無料版に加えてリターゲティング広告、LPページのレポート機能などを利用できます。価格内のマーケティングコンタクト数は1,000件です。
Professionalプラン
月額9万6千円で、Starterの機能に加えてSNS、カスタムレポートなどが利用できます。価格内のマーケティングコンタクト数は2,000件です。
Enterpriseプラン
月額43万2千円で、Professionalの機能に加えてABM、スコアリングなどが利用できます。価格内のマーケティングコンタクト数は10,000件です。
HubSpot Marketing Hub導入のメリット
多くの企業に選ばれている、2つのメリットをご紹介します。
- マーケティング業務を効率化できる
Marketing Hubはマーケティング業務に必要な機能のほか、他部門とのシームレスな連携機能、全てのデータを同じダッシュボードで管理できるなど、効率化に必要な要素が豊富です。さらに、操作性が高いUIにより直感的に業務を遂行できるため、マーケターの作業効率そのものの生産性向上にもつながります。 - 投資効果測定の最適化が計れる
Marketing Hubには、リアルタイムのキャンペーンレポートや、アナリティクス機能、カスタマイズ可能なダッシュボードなどが備わっています。PDCAを効果的にまわすことで、社内の予算配分や施策の最適化につながるため、結果的にROI(投資効果)の最大化が可能です。
HubSpot Marketing Hub導入のデメリット
気をつけるべきデメリットも把握しておいてください。
- 運用定着までにある程度時間がかかる
操作は簡単ですが、すべての機能を使いこなすには十分な学習期間が必要です。どのマーケティングツールにもいえますが、特に未経験者だとノウハウがないため、運用定着までは時間がかかります。 - 英語表記のみのヘルプページがある
一部ヘルプページでは日本語の翻訳がわかりにくかったり、英語ページしかない可能性があります。カスタマーサポートの問い合わせでは数日待つこともあるため、緊急のトラブル対応には課題・不安があるかもしれません。
HubSpot Marketing Hub導入おすすめ企業
Marketing Hubは、下記のような課題をもつ企業におすすめです。
リードの管理やマーケティング業務を一元管理したい
CRMを備えたMAなので、顧客情報とマーケティング活動をひとつのシステムで管理できます。記録やデータ蓄積をスムーズにしたい、セールスとの連携機能により営業支援やCVR向上につなげたい企業におすすめです。
施策の効果測定を最適化したい
レポート作成ツールが充実しており、ダッシュボードをカスタマイズして簡単に必要データだけを集約・可視化できます。どの施策が効果的だったかが明確になるため、根拠のあるマーケティング活動をしたい企業におすすめです。
コンテンツマーケティングに力を入れたい
インバウンドマーケティングに基いたコンテンツ作成やSEO対策支援があり、新規顧客獲得に有効なソリューションが多く搭載されています。自社に関わる投稿の追跡や、SEO改善点のリアルタイム提案もあるため、コンテンツマーケティングに注力したい企業に特におすすめです。
HubSpot Marketing Hub導入方法
まずは無料で申し込み、自社のマーケティング手法やビジネス手法に合うか使ってみてください。機能や操作性に納得したうえで有料プランを契約すれば、低リスクで導入可能です。なお、既存ツールとの連携など複雑な工程は、HubSpotの正規パートナー企業の導入支援を活用するのがおすすめです。
HubSpot Marketing Hubを活用し成果向上を目指す
HubSpot Marketing Hubを導入すれば、煩雑なマーケティング業務の自動化や、顧客体験の向上など、さまざまな課題を解決することができます。もしHubSpotの導入をご検討中でしたら、弊社株式会社博報堂アイ・スタジオのHubSpot導入ソリューションをご活用ください。導入時のアカウント発行や初期設定など細かい対応も相談相手がいれば安心です。また、導入検討時に関するお悩みだけでなく、導入後のマーケティング施策の実施方法についても、状況を細かくヒアリングさせていただいたうえで経験豊富なマーケティングコンサルタントが、貴社に合った最適なマーケティング施策の提案から改善まで幅広くサポートいたします。まずはサービス資料をダウンロードして詳細をご確認ください。
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