そこで本記事では、メールマーケティングを効果的に実践したいマーケティング担当者に向けて、おすすめのメールマーケティングツールを6つご紹介します。
メールマーケティングツールの基本的な種類や特徴、選定ポイント、成果をだすコツまで網羅して解説しますので、ぜひ最適なツールを探す参考にしてください。
メールマーケティングツールとは、メールマーケティングをより効果的に実践するために、業務の効率化・自動化に特化した専門的なソフトウェアです。
すべての送信作業を手動のみで行うのは限界があるため、膨大なメールを迅速かつミス無く配信するため多くの企業に導入されています。
具体的にはメールの一斉送信やセグメントメールなどの機能のほか、業務効率化や効果的なリードナーチャリング(育成)の実現、高精度なデータ分析の実施などが可能です。
メールマーケティングツールには2種類あり、メール配信ツールとMA(マーケティングオートメーション)にわかれています。
メールマーケティング専用ツールで、ステップメールや、配信リスト管理、大量のメール送信などに特化しています。
効果測定には制限があるものの、低コストで導入可能です。
メール配信システムが搭載された、マーケティング活動全体の自動化を得意とするITツールです。
高機能なぶん高額ですが、細かなデータ分析やカスタマイズが叶うため精度の高いメールマーケティングが実践できます。
メールマーケティングツールはそれぞれ特性や機能が異なります。以下の6つのポイントをおさえて自社の目的や課題に合ったツール選定を行ってください。
まずは「自社の課題解決や目標達成に必要な機能があるかどうか」を最優先でチェックしてください。
具体的には、配信予約や迷惑メール対策、HTMLメールのテンプレート化、セグメント配信機能などがあれば業務効率化がスムーズです。
メールマーケティングで成果を出すためには、配信ごとにPDCAをまわし施策改善を行うことが重要です。
そのため、データ集計・分析が効率よくでき、スピーディなPDCAサイクル構築に役立つ機能があるかどうかを確認してください。
例えばスコアリングやURLクリック率などの分析機能、A/Bテスト、アクセス解析、自動レポート機能などが備わったツールが理想的です。
コスト面では長期的にみて予算内であることはもちろん、搭載機能を徹底比較してバランスや費用対効果の高いものを選択します。
ツール価格は無料から月額5万円以上など幅広く、料金プランは月額固定制や従量課金制などさまざまです。
ツール導入後に困るのが、操作や設計などの行き詰まりや突発的なエラー対応です。
営業時間から電話やチャットなどの連絡先、トラブル対応、コンサルの有無など、導入から運用までのサポート面も丁寧に確認しておいてください。
メールマーケティングでは膨大な顧客情報を扱うため、万一でも情報漏えいが起こらないように対策をしておく必要があります。
ツールのセキュリティ対策は必ず精査し、ISO27001(ISMS)やプライバシーマーク、暗号化や二段階認証の有無で判断するとよいです。
機能性はもちろん大事ですが、現場の定着を考えるとシンプルで使いやすいツールの方がおすすめです。
直感的に操作できるUIで、業務効率が向上するものを選ぶことが重要です。
それでは、メールマーケティングにおすすめの6製品を実際に比較していきます。
メールマーケティングのみをスモールスタートしたい企業は、メール配信ツールがおすすめです。
98%の継続利用率で1万社以上の導入実績がある、高性能メール配信ツールです。
ドラッグ&ドロップで簡単に操作できるうえ、メール配信の基本機能や購入意欲の高い見込み顧客の抽出など機能が充実しています。
無料プランのほか登録アドレス数ごとに4つの月額費用が用意され、無制限のメール配信や運用サポートを利用可能です。
メールマーケティングの基本機能が備わった、シンプル設計のメール配信ツールです。
レイアウトからHTMLメールが簡単に作成できるなど、専門的な知識がなくても操作しやすいため官公庁や大企業など1万8千社以上で活用されています。
価格も業界最安水準で、登録アドレス100件まで無料、3,000件まで月額3,000円、10,000件まで月額6,000円とコストパフォーマンスが高いことも魅力です。
全世界で50万社に利用される海外ツールで、多機能でデザイン性の高いメール配信ツールです。
500種のHTMLテンプレートを備え、リアルタイムレポート機能やクリックマップなどの効果測定機能、日本語サポートも利用できます。
無料トライアル版を無期限利用することもでき、有料版もリスト数に応じて月額1,800円ほどからプラン選択可能です。
メールマーケティングの効率化のほか、将来的に幅広いマーケティング業務を自動化したい会社はMAツールがおすすめです。
統合型マーケティングプラットフォームで、メール配信機能はもちろんLP・ブログ作成やリード管理などを一元管理できるツールです。
無料プランがあり、容量・ユーザー数無制限でGmailやOutlookとの連携、パーソナライズメール、データ分析などの機能を使えます。
今後マーケティング規模を拡大したいと考えている企業は、低価格で多機能なHubSpotから試してみることをご検討ください。
マーケティング活動全般をサポートするCMSで、メール配信はもちろんWebサイトやLP運用、セミナー施策などコンテンツ制作に強いツールです。
導入後も手厚いサポートがついており、ステップメールやコンテンツマーケティング、施策の最適化などの支援サービスが受けられます。
無料トライアル版でお試しができ、有料版は初期費用約10万円・月額利用料10万円から利用可能です。
導入実績11,000社越えの国産MAツールです。
見込み顧客の行動履歴から確度の高いホットリードを自動抽出してくれるため、マーケティング業務全体の業務効率化を叶えてくれます。
無料版でも基本的な機能を試せますが、メール配信システムは月額20,000円のライトプラン以上からしか利用できません。
メールマーケティング施策はポイントを押さえると結果が出やすくなります。
メールマーケティングは「なんとなく」「他社がやっているから」と、あいまいな理由で始めても成果につながりません。
まずは各配信ごとに目標を立て、顧客獲得やブランド認知拡大、ファン層獲得などの方針にあった戦略を立てることが重要です。
メールはいくら送信しても開封されなければ意味がないため、ターゲットに魅力的なコンテンツを配信することが大切です。
例えばBtoBであれば、業界の最新のトピックスや課題解決ノウハウ、特別キャンペーン情報などを件名に記載し、興味を引く工夫が必要です。
メルマガ配信などに慣れてしまうと、漠然と配信数をこなす作業になってしまい機械的な文面になりがちです。
定期的に配信メールの見直しを行い、顧客の反応データからコンテンツ内容や配信時間などを改善するなど、試行錯誤を忘れないようにしてください。
メールマーケティングの成果を最大化するには、自社の課題や目的に合ったメールマーケティングツールを選定することが大切です。
今後自社のマーケティングを活発化させたい方、業務全般の効率化や売上増大を目指す方は、まずMAツールの無料プランからスタートしてみてはいかがでしょうか。