Skip to content

HubSpot Sales Hubとは?営業支援(SFA)におすすめの特徴や料金をわかりやすく解説


HubSpot Sales Hubは、世界シェア一位を誇る営業支援(SFA)ツールです。

本記事ではSFAの導入を検討されている方に向け、HubSpot Sales Hubがなぜ人気なのか、おすすめの特徴や料金プランなどを詳しくご紹介します。

最後にSFA導入で気をつけるべきポイント4選も解説していますので、失敗せずSFAを導入したい方、営業部門を自動化・スリム化したい方はぜひ最後までご覧ください。

HubSpot Sales Hubとは

アメリカのHubSpot社が提供するクラウド型SFA(営業支援ツール)です。

情報発信によりユーザーと信頼関係を築く「インバウンドマーケティング」をもとに設計されており、顧客との接点創出や商談化、成約率向上を効果的に支援してくれます。

HubSpotの提供するCRM(顧客情報管理)、MA(マーケティング活動支援)、CMS(コンテンツ管理)ともスムーズに連携できるため、社内の横断的なプロジェクトにも対応可能です。

HubSpot Sales Hubの特徴

Sales Hubの基盤となる「HubSpot」は、5つのHub(Marketing Hub・Sales Hub・Service Hub・CMS Hub・Operations Hub)で構成される、CRM、MA、CMS、SFAなどさまざまな機能を備えた統合型プラットフォームです。

そのため営業チームとマーケティング・カスタマーサービスが連携しやすく、全てのデータを一元管理できるという他製品にないメリットがあります。

また、無料版が用意されているため低リスクで導入できるほか、シンプルな操作で使いやすいため運用定着率が高いことも特徴です。

HubSpot Sales Hubの主な機能

営業担当者は日々膨大な電話や作業などで多忙を極めており、煩雑な業務の簡略化・自動化が急務です。
ここではSales Hubによる営業活動のスリム化について、具体的な機能をご紹介します。

見込み客と接点の作り、コミュニケーションをはじめる

リードとの接点創出・管理には、3つの機能を使用します。

  • Eメールテンプレート
    テンプレートを営業チームで共有できたり、OutlookやGmailからワンクリックで呼び出せるなど、スムーズなメール作成を助けます。
    また、テンプレートごとにクリック率や開封率などのエンゲージメントを比較でき、効果測定や最適化が簡単です。
  • Eメールトラッキング
    開封やリンククリックで通知が来るため、反応に合わせて効率的なフォローアップが可能です。
    行動履歴を蓄積することで確度の高いリード選別が容易になるほか、ステータスに応じてパーソナライズしたEメールを自動送信可能など、営業業務の負担を軽くできます。
  • コールトラッキング
    Sales HubとCRMを連携すれば、デスクトップからワンクリックで発信・録音・やり取りの記録ができます。

見込み客とのコミュニケーションを強化し、信頼関係をつくる

コミュニケーション機能や、営業業務の円滑化に役立つ機能を4つご紹介します。
  • ドキュメント管理とトラッキング
    セールスドキュメントをライブラリーにまとめ、チーム全体で共有したり、CRMに登録されたリードへ送信することができます。
    送信後のドキュメントはアクションに応じて通知が届くため、最適なタイミングでアプローチできたり、貢献度の高いコンテンツを特定することも可能です。
  • ミーティング設定
    GoogleカレンダーやOffice365カレンダーと予定を同期し、ウェブサイトやメールに埋め込んで簡単に日程調整ができます。
    グループミーティングや担当者未定の場合など、臨機応変に予約対応も可能です。
  • ウェブチャット
    チャットボットの自動応答機能のほか、訪問者とリアルタイムコミュニケーションも可能です。
  • セールスオートメーション
    定型業務、取引の作成、タスク処理、顧客の割り当てなどを自動化できます。
    自動メール設定やアラート設定など、さまざまな業務効率化機能を利用可能です。

見込み客や案件の情報共有と進捗管理

営業フローをチームメンバー全員で共有できる機能を4つご紹介します。

  • コンタクト管理
    見込み客のバックグラウンドや、行動履歴、これまでの商談情報など、すべての情報が一元管理されているので、情報検索の手間が省けます。
  • パイプライン管理
    セールスダッシュボードで、リードごとの商談ステージや、売上見込み、ノルマ達成状況などを可視化できます。
    取引の進捗状況は自動登録されるため、営業担当者は顧客へのフォローアップに注力可能です。
  • プレイブック
    製品資料やガイドラインなどのセールスドキュメントをチームで共有できます。
    社内ノウハウをまとめておいてナレッジ化・マニュアル化できるため、新人教育や社員育成にも役立つ機能です。
  • 見積もり作成
    色やロゴなどをカスタマイズでき、顧客データをワンクリックで自動反映可能な見積書作成機能が搭載されています。

業績向上に向けた取り組みに活かせる

業務効率化、生産性向上につながる機能を2つ解説します。
  • セールスアナリティクスとレポート
    90種類以上のレポートが用意され、自由にカスタムしながら詳細分析が可能です。
  • コミュニケーションインテリジェンス
    AIが通話内容を自動で文字起こしし、分析してくれる機能です。
    顧客との会話からよくある疑問やニーズを分析したり、競合他社のトレンド把握など、営業戦略立案に大きく役立つでしょう。

HubSpot Sales Hubの料金プラン

無料プランと3つの有料プランから選ぶことができます。

無料プラン

0円とはいえ、コンタクト、パイプライン管理や見積り作成機能など、SFAとして必要な機能はほぼすべて揃っています。
ずっと無料で使い続けることもできるほか、ユーザー数は無制限、顧客数も100万件まで登録可能です。

Starter

月額5,400円で、ユーザー2名まで利用可能です。

無料版の機能に加え、Eメールトラッキング、ウェブチャット、簡単な自動化や複数通貨対応、コミュニケーションの自動割り当てなどが利用できます。

Professional

月額54,000円で、ユーザー5名まで利用可能です。

Starter機能に加え、タスクやリードの自動割り当て、AI機能やカスタムレポート、ABM、プレイブックなど、より高度なセールスのための機能が利用できます。

Enterprise

月額144,000円で、ユーザー10名まで利用可能です。

Professional機能に加え、カスタムオブジェクト、コミュニケーションインテリジェンス、予測リードスコアリングなど、マネジメント効率化に特化した機能を利用できます。

SFA導入を検討する際に確認すべきこと

実はHubSpot Sales HubのようなSFAツールを「なんとなく」で導入してしまうのは失敗のもとです。

導入目的の明確化

営業ツールだけを強化したいのか、それとも社内情報一元管理のため横断的なツールを探しているのかで、選択すべきSFAは異なります。

どのような営業課題を解決したいのか、導入目的を具体化し、スケジュールや必要機能を可視化しましょう。

自社に必要な機能

SFAは製品によって機能や特徴が異なるため、「自社に必要な機能を備えているSFAはどれか」という視点で選定を進めることが大切です。

営業プロセスやワークフローを棚卸しし、ボトルネックを探しながら必要な機能を明確にしていきましょう。

費用とのバランス

価格や予算のみを比較しがちですが、SFA導入による経費削減や収益向上など、費用対効果の大きさを比較することが重要です。

Sales Hubは無料プランから始め、必要に応じて有料版にアップグレードできるため、スモールスタートしたい場合や、将来規模を拡大予定企業にもおすすめです。

サポート体制が十分か

SFAを導入すると、操作方法やシステムの不具合など、さまざまなトラブルが発生します。

Sales Hubでは導入からサポートチームの支援が受けられるほか、カスタマージャーニーなどの運用設計の最適化を支援するパートナー企業などが豊富です。

十分なサポート体制があるSFAを選択することで、運用を軌道に乗せることができるでしょう。

HubSpot Sales Hubの活用で効率化と業績向上を

HubSpot Sales Hubをうまく活用すれば、営業チームの業務効率と生産性を大きく向上させることができます。

最近の投稿